利用規約画面の説明文字の大きさサイトマップ利用の手引きお問い合わせ
 キーワードによりこのサイト内を検索します
  トップへ愛媛県からのお知らせお知らせ詳細

愛媛県からのお知らせ


お知らせ紹介

【基金情報】戸島におけるひじき養殖実験事業(NPO法人活動助成事業)の経過報告

 宇和島市沖に浮かぶ戸島・嘉島の地域特性を活かした地域づくりに取り組む「特定非営利活動法人元気島プロジェクト」さんの活動を紹介します。
 元気島プロジェクトさんは、かつて戸島の特産品であった「戸島ひじき」再生のため、ひじきが成長できる環境を人工的に作り出す、“養殖”による再生を目指しています。
 本年度はうわうみ漁協と協働し、ひじき養殖の適地を探るため様々な場所で成長度合いを見極める実験を行っています。
 元気島プロジェクトさんから経過報告が届きましたのでご紹介します。

≪経過≫
9月30日
 種苗確保のため、愛媛県漁連様と大分県佐伯市にある(株)山忠へ訪問。
 工場見学の後、実験に必要な種苗を提供する意向を確認。

10月
 うわうみ漁協と打合せを行い、実験漁場を決定
 (遠戸島沖/遠戸島沖空き生け簀/大内浦沖/内浦沖/郡沖の5箇所)

11月10日〜数日間
 遠戸島沖に実験用漁場(旧真珠養殖筏)の設置作業

11月17日
 佐伯市より(株)山忠が予定の半分の種苗ロープを持って来島、技術指導及び実験漁場へ設置。
 ※11月設置と12月設置の2回にわけることによる春先の成長度合いの違いを実験することとなったため、11月は半数の種苗を海面に設置。

11月21日
 5箇所中2箇所において食害と思われる被害あり。
 (株)山忠に問い合わせたところ、あいご、いすずみ、ブダイの稚魚の可能性があるとのこと。
 急遽被害のない沖の生け簀の空きスペースに張れるだけの種苗を幹ロープごと移設。

11月下旬
 被害のなかった3箇所の内、2箇所で食害を確認。

12月13日現在
 食害にあった種苗と残りの半数の種苗を設置する場所を確保するため、漁場の確保(済)と設備の確保(業者に問い合わせ中)に働いている。

≪まとめ≫
 この実験を行ったことにより、かつて戸島の浜一面に群生していたひじきが無くなってしまった原因が明確になりました。原因は藻場の減少による食害です。
 本来なら、あいごやいすずみなどはひじきよりも他の海藻を好んで食べるものの、それらの海藻がなくなるとヒジキを食べてしまうようです。
 さらに、陸に近い、もしくは水深の浅い場所では食害があるものの、陸から遠く、水深がある場所では未だに食害が見られないため、のこりの種苗(半分)は新たな漁場に設備を設置して行うべく、養殖設備を扱う業者に、廃棄解体予定の筏などがないか問い合わせ中です。
 (この活動は、「あったか愛媛NPO応援基金」を活用した、NPO法人活動助成事業の助成を受けて行われています。)






<<「愛媛ボランティアネット」トップ <<「いーよネット」トップ

プライバシーポリシーこのサイトの考え方著作権愛媛県ホームページへ
All Rights Reserved Copyright(C)Ehime Prefecture. 掲載情報の許可なき転載を禁じます。
このページに関するお問い合わせは、vol@nv.pref.ehime.jp まで。