ボランティアリーダー養成事業について
愛媛県では、平成30年度から3年間、国立大学法人愛媛大学及び特定非営利活動法人日本スポーツボランティアネットワーク(JSVN)の御協力を得て、 「ボランティアリーダー養成事業」を実施しております。
近年、スポーツボランティアが広く社会に認知され、各地で開催されるスポーツイベントの成否にその活動が大きく影響を与えるようになりました。 平成29年度に本県で開催されたえひめ国体・えひめ大会におきましても、延べ1万8千人を超えるボランティアの方々の御活躍が国体等の成功を支える大きな力となり、 選手諸氏の躍進と共に、多くの県民の胸に深い感動をもたらしたことは、記憶に新しいところです。
愛媛県と愛媛大学では、この社会貢献活動参加機運の盛り上がりという貴重な機会を逸することなく、 JSVNが開発したステップアップ形式のスポーツボランティア育成プログラムを活用し、 スポーツボランティアの楽しさややりがいを実感しながら、全国に通用する民間ライセンスの取得を応援するとともに、 スポーツボランティアを入り口として、今後とも多様な分野で活躍できるボランティア人材の養成とネットワーク化を目指します。
本県で開催する予定の研修会は、基礎とリーダー養成の2段階です。
基礎研修会は、スポーツボランティア活動の『やりがい』や『楽しみ方』を知る、初心者向けの内容です(参加費1,500円)。
リーダー養成研修会は、一般ボランティアの方々と楽しく充実した活動を行うために、『役割』や『心得』等のリーダーシップを学ぶ内容となっています(参加費3,000円)。
また、研修修了者の方々には「愛媛ボランティアネット」に御登録いただき、 ボランティアイベント関連情報の御提供や、ネットワークづくりにお役立ていただくことを通じて、 ボランティア実践活動への参加促進を図ります。
通常、県外でしか受講できない研修に、身近な場所で参加できる期間限定の貴重な機会となります。 ぜひとも、多くの県民の皆様に御参加・御活用いただきたく、御案内申し上げます。
本県では、近年、官民ともに、大規模スポーツイベントが開催され、令和5年度には「ねんりんピック」が県下で実施予定となっています。
また、県外に目を向けると、令和元年度にはラグビーワールドカップ日本大会が国内12都市で、令和3年度には東京オリンピック・パラリンピックが首都圏を中心に開催されます。
スポーツ分野のほかにも、災害支援やまちづくり、福祉分野など、人口減少時代の到来とあいまって、ボランティア人材に係るニーズは、今後益々高まっていくことが予想されます。
県では、すべての県民に役割と出番がある地域社会づくりを進めるため、地域の一員として活動するボランティアの普及・啓発・人材養成、企業等の社会貢献活動を促進し、住民主体の地域社会づくりに資することを目指します。
【参考】
スポーツボランティア文化の醸成を図り、豊かなスポーツライフの形成をめざして、全国のスポーツボランティア団体のネットワーク化に取り組み、 活動情報の共有や協働事業を推進している特定非営利活動法人です。
東京マラソン等大規模スポーツイベントでの豊富なスポーツボランティア活動実績を基に、実践に役立つ知識と心構えを盛り込んだステップアップ形式のスポーツボランティア研修を開発しました。 その有用性は広く認められており、東京オリンピック・パラリンピックやラグビーワールドカップ日本大会の各組織委員会等とも連携・協力体制をとっています。
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